プロセスセンターにミートスライサーを導入するなら、ラインナップを確認しておきたいのは以下にご紹介する3社。FOOMA JAPANでも広いブースを確保しており、食肉加工機分野でシェアTOP3を誇る(※)3社の特色をまとめています。(2022年7月調査時点)
引用元:日本キャリア工業
https://nippon-career.co.jp/
主流の丸刃では肉が逃げてしまい、高い歩留まりと美しい断面を維持できないことから、帯状の刃物を輪の形にしたバンドナイフを採用。
加えて、受刃との接触面の距離を緻密に計算し、チルド肉が正確に切り出されるようにしたことで、歩留まり99%と、商品価値を高めるスライス断面を実現しました。
チルド肉の付着を防ぐスライサー内部の仕組みにより、副芯部をも綺麗に折りたためるため、人の手による直しが少なくなります。
また、綺麗にたたみ・並べられるために耐久性をおろそかにもしておらず、肉の送りは、耐久性が低くなると言われている「投げつけ方式」ではなく、針ドラムを使った受け渡し方式にしており、そのため高い耐久性を誇ります。
所在地 | 愛媛県松山市東垣生町980-5 |
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電話番号 | 089-973-6311(平日8時30分~17時30分) |
公式サイトURL | https://nippon-career.co.jp/ |
引用元:なんつね
https://www.nantsune.co.jp/
「3Dパック定量スライサー・ゼウス」は、原料の重量測定と3D非接触測定計上認識というふたつの機能で、今までパック商品づくりには必須だった重量合わせや手直しの必要性を大幅軽減。
従来のスライサーにはなかった新開発の「はがし機構」を丸刃に搭載したことで、並びの状態も美しく進化しています。
厚みを揃えて切る「定厚モード」、1枚あたりの重量を揃えて切る「定量モード」、 1パックあたりの重量を揃えて切る「パック定量モード」の3つのモード搭載。定量へのあくなきこだわりを感じます。
コンベア幅340㎜×1のシングルと、160㎜×2のデュアルの2つのラインナップがあり、デュアルタイプでは、種類や形状が異なる原料でも一度に定量スライスが可能になっています。
所在地 | 大阪府藤井寺市大井4-17-41 |
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電話番号 | 072-939-1500(平日9時〜18時) |
公式サイト URL |
https://www.nantsune.co.jp/ |
引用元:ワタナベフーマック
https://www.foodmach.co.jp/index_j.html
ワタナベフーマックが展開する「Sライン」は、従来の製品性能はそのままに、より安全性に考慮されたラインナップ。
未だ食品加工現場での事故、とくにスライサー関係の事故は後を絶ちません。Sラインでは、稼働時だけではなく洗浄時などの不意な事故を防ぐカバーなど、細部まで、現場で使う人のことを考えた構造になっています。
「設計安全」「稼働安全」「情報安全」の3つの観点から、「許容不可能なリスク」を減らすことを目的に作られています。
経験が浅い作業者や海外出身者なども安心して使えるような設計を心掛けており、結果現場の教育コスト削減にも寄与するでしょう。
所在地 | 愛知県名古屋市中川区露橋 2-12-26 |
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電話番号 | 052-361-8511(平日9時〜18時) |
公式サイトURL | https://www.foodmach.co.jp/index_j.html |
引用元:アサヒ産業【MKシリーズ】
(http://www.asahimulti.co.jp/products/product01.html)
汎用性のあるミニマルチスライサー「MKシリーズ」を販売しています。魚介・肉類・野菜などに幅広く対応し、カット・スジ入れ・サイコロカットといった豊富な加工バリエーションを実現。MK-AからMK-Fまで、ラインナップはベルト巾・全長などサイズの違う5タイプです。「MK直列接続ライン」「MK-L型角切りライン」といったライン化にも対応しています。
1954年創業、長年にわたって食品の加工機械の開発販売を行っている企業です。食品の衛生に配慮した機械、作業者の安全を重視した機械、作業効率を図れる機械など、顧客ニーズに合わせた機械の提案とカスタマイズを行っています。
引用元:エム・アンド・イー【KNY500】
(http://www.mande.co.jp/product.html)
「Wスライサー KNY-500」は、機械寸法W2,930×D1,400×H2,125mm、機械重量800kgの大型スライサーです。スライス厚み1~3mm、原料寸法はW500×L1,000×H230mm。1分あたりのスライスストローク回数80~88回、1時間に約500kgのスライスに対応が可能です。豚バラのスライスなどに適しています。
1970年に南常鉄工株式会社 東京事業部から独立、1990年に「株式会社エム・アンド・イー」に社名変更。首都圏を中心に、ニーズに合わせた食肉・水産業界加工機の設計、製作からアフターサービス販売・プラントの設計までを行っています。
引用元:オシキリ【ワンオールスライサ】
(https://www.oshikiri.com/height/slicer/slicer1-2.html)
ハム、ソーセージ、肉などの製品を1ブロックごとに一括して高速スライスできる「ワンオールスライサ」を販売しています。2.0mmの厚みのハムを1分間に約1,500枚、時間にしてハム約500本、生肉約2,160kgの処理が可能。一括切りのため切断面が外気に曝されることがなく、衛生的なのが魅力です。収量ロスの低減・業務効率化に貢献してくれます。
1949年創業以来、製パン・製菓分野をはじめ食肉・水産分野、化学薬品分野の加工機器を製造しているメーカーです。「安全で衛生的な食品機械」を追求し、ユーザーから喜ばれ、愛される機械・システムを提案しています。
引用元:興研エンジニアリング【マルチカッターKM3D】
(http://www.koken-eng.co.jp/product/KM3D.html)
興研エンジニアリングのミートスライサー「マルチカッターKM3Dシリーズ」をはじめ、独自の押さえ機構により均一な深さで筋入れができる「マルチスリッターKTシリーズ」、食材をコンベアに載せるだけで連続スライスが行える「ロータリースライサーKR3S型/KR-3100S型」など、用途の異なるさまざまなスライサーを販売しています。
生食材の一括スライス、筋入れができるマルチカッターやロータリースライサー、フローズンカッター、イカソーメン加工機などの食品加工機械を製造するメーカーです。国内外の食品工場で多くの導入実績があります。
引用元:七島屋エンジニアリング【ダイナカッター】
(https://www.nanashimaya.co.jp/products.php?id=2)
旨味成分がドリップとして流出することを最小限に留め、美しいカット面を実現できるスライサーを製造しています。「スーパーダイナカッター」「ダイナカッター」「ダイナミニ」など、スペース・用途に応じた製品をラインナップ。いずれも優れた切れ味が特徴で、鶏皮やナマコ、イカソーメンのようにカットしづらい食材も確実に捉え、スピーディーにカットすることができます。
1982年の設立以来、業務用食品カッターの設計製造を中心に、お客様ニーズに応える食品加工機器の製造を行っています。大手食品加工メーカー、大型スーパー、外食チェーンのセントラルキッチンなど数多くの企業で導入実績豊富です。
引用元:なんつね【ゼウスシリーズ】
(https://www.nantsune.co.jp/products/automatic-weighing-slicer/index.html#CK340)
先進技術を取り入れた新規開発に力を入れており、スライサーだけでも「定量で切る」「チルド・フレッシュで切る」「冷凍で切る」「斜め・角に切る」など、用途ごとに非常に多くのラインナップがあります。中でも重量精度±5%を誇るゼウスシリーズは要注目。厚みや重さを自動で調節し効率的にカットできる上、肉クズの発生も抑え、99%以上の歩留まりを実現してくれます。
食品加工機械で高いシェアを誇る食肉加工機大手メーカーです。長年培ってきた技術とノウハウで、使う人の立場に立ったモノづくりを追求。食肉加工機の販売だけでなく、エキスパート集団によるコンサルティングなども行っています。
引用元:ニッコー【正肉裁断装置】
(https://www.k-nikko.com/product/正肉裁断装置/)
ブロック肉をセットするだけで、ワンウェイで牛・豚肉を7~8cmの角切りやミンチ状に処理できる正肉裁断装置や、3Dインテリジェンスシステム搭載で、いびつな形状のベーコンでもスピーディーかつ高精度にポーションカットができるType Mなど、豊富な知見と高度なメカトロニクスを融合させた機器を販売しています。毎日の清掃やメンテナンスに配慮されている点もポイントです。
「高度なメカトロニクス技術」と「多彩な計測技術」、「食品に関する豊富な知見」「インテグレーション技術」を強みに、各種食品加工機を製造・販売。「食」を知り尽くしたニッコーならでは、お客様の悩みに寄り添ったオーダーメイドの装置開発も行っています。
引用元:日本キャリア工業【AZ-342】
(https://nippon-career.co.jp/products/az-342/)
2本の原料肉を同時にスライスし、折り曲げて鱗列できるスライサー「AZ-342」をはじめ、大きな原料や端材を大量に詰め込んでスライスできるミートスライサー「AX-321」、一定の厚みと切断面のキレイなスライスを連続して行える「AXY-201」など、食品ロスを抑えてキレイなスライスができる製品を数多くラインナップしています。
愛媛県松山市に拠点を置く食品加工機械のメーカーで、他社にはないオンリーワンの製品を数多く製造。歩留まり向上や省力化、フードセイフティ実現に貢献してくれる機械づくりで、国内外で着実にシェアを伸ばしています。
引用元:ミクニ製作所【HL-A】
(http://www.mikuniseisakusyo.com/products.html)
定番の積み重ねスライサー「HL-A」(100V仕様)をはじめ、積み重ね高さ340mm・処理能力80~85枚/分の「HL-Ⅱ-B」、コンベヤー仕様で80~85枚/分のスライス能力を持った「コンベア付きスライサー」、生ハムのスライス等に便利な「HU」など多彩なラインナップが魅力です。他にも、それぞれの生産環境やニーズに合わせた食品加工機械の設計・製作をしてくれます。
ハム・生ハム・ベーコン・チーズ・スモークサーモン・牛タンなどをスライス・カット加工する設備を中心に、食品加工機械の設計・製作・修理・販売を行っています。いずれも省スペースで用途に応じた加工が行える機械設備が特徴です。
引用元:吉泉産業【YS-6500W】
(https://yoshiizumi.com/products/2020/07/89356/)
マグロ・サーモン・イカ・タコなどの海産物から、照り焼きチキン・ベーコン・焼き豚・唐揚げ・鶏肉・モツなどの肉製品まで、素材を選ばず力強くカットできる「YS-6500W」や、斜め切りと垂直切りの両方を可能にした縦斜め切りスライサー「YS-6300W」、ステップ送りと自転公転丸刃により安定した切れ味を実現している高速丸刃スライサー(肉・魚仕様)「YS-3300X/YS-3500X」などがあります。
野菜向けの加工機を中心に、業務用スライサー、業務用洗浄機、業務用皮むき機など、多種多様な加工機械を開発・製造・販売。変化するニーズに確実に応えるため、機器の設計から製造、導入後のアフターサービスまで自社で一貫対応しています。
引用元:ワタナベフーマック【WMU-350S】
(https://www.foodmach.co.jp/product/ultima_350s.html)
使いやすさと洗浄性、なにより安心・安全にこだわったスライサーを多数製造しています。仕上がりのばらつきを低減し、生産性の向上と品質アップに貢献してくれる「ウルティマ」、二重制御で安全性と信頼性を確保しているWPN-A360S「アストロンSライン」、小間切れスライスの生産性や、品質・歩留りの向上を実現している「ギャラクシー WPN-G321」などがあります。
食品加工機械、中でも食肉加工用のスライサーやミンチ機などで全国的な知名度・シェアを誇る大手食品加工機メーカーです。とくに安全性を高めた製品づくりに注力しており、作業者の安全に配慮した製品群「ワタナベSライン」を提案しています。